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米大統領選挙の事例

大多数の作り方、パブロフの犬

多数決で決めるという手法は、物事を民主的に決める手法として使われます。

革新的な市長、県知事というのは、新しい見方・考え方、斬新なアイデアを持っていて、発案当初は多数派ではないけれど、徐々に説得して多数派に持っていくわけです。

このステップは日常生活のあらゆる場面、職場にも家庭にも存在しています。

法律も多くは市民の大多数、少なくとも過半数が理解されないと制定されません。裁判所の判決も、市民が納得できるよう、多数決で判断されます。

では、どうすれば大多数を作ることができるか、という興味深い映像がありましたので紹介します。

理性より感情を煽る方法です。

パブロフは 犬を訓練し、条件反射で唾液を分泌させることに、成功しました。

あまり知られていませんが、社会主義のソ連も、大衆が“刺激”に反応するように、この「パブロフの犬」の理論を実践しました。
ソ連は まるで動物を訓練するように、「パブロフの犬」の理論で人々を洗脳したのです。

1919年10月、当時 台頭していたウラジミール・レーニンは、パブロフを訪問しました。激動のソ連時代を生きたボリス・ソコロフの回顧録、『The White Nights』によると、レーニンは次のように言いました。“反射神経を条件付けすれば、人間は標準化できる。

人間は必要なパターンに応じて、考えさせられ 行動させられる”。レーニンは ロシアの大衆が個人主義の代わりに、“共産主義的な思考と反応に従うこと” を、望んでいました。

社会主義を標榜するリーダーたちは、様々な「トリガー」を造り、人々に報酬や懲罰を与えて、「パブロフの犬」を実践しました。

これらのリーダーたちは、彼らの政治的なアジェンダと「トリガー」を結び付けて、人々を操るのです。その目的はシンプルです。人々は理性的に考えられなくなり、重要な問題に対して、無意識に特定の感情が引き起こされるようになるのです。

この「扇動された感情の記憶」は、プロパガンダの主な手法で、オールド・メディアが頻繁に使うやり方です。

ここまで、大紀元エポックタイムズの解説です。

しかし、現在のマスメディアの報道実態と似ていませんか。
報道の内容にフィルターをかけて、特定の情報、特定の嗜好の情報だけを流すんです。

ある時は便利だけど、ある時はパブロフの犬のように条件づけされてしまう、そんな危険性を持っています。

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